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池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

優しい風でした

 今日28日の「エチオピアの風に吹かれて」の集会、とてもよい会になりました。参加者も110人を超え、とくに新しい顔ぶれもとても多く、物品販売やコーヒーサービスなど中身もとても彩り豊か。エチオピアの衣装(といっても、正装に当たるような衣装)を大使館や他のNGOからお借りしたのですが、これがまた、なかなかすてきです。なぜか女性用しか調達できませんでしたが、今日はスタッフが何人か着てみて、みな、決まってました。
 もっとも、とりあげたテーマは「すてき」で済まされるものではありません。きびしい食糧危機と忍び寄る飢餓は厳然たる事実であり、むしろ、私たちがこの世界を自分たちのこととして受け止められるのかどうか、講師の森田さんの問いかけはとても重いものでした。
 ご存知でしたか。私たちが愛飲しているモカコーヒーのほとんどはエチオピアから輸入されていることを。そして、私たちがコーヒーショップで支払うお金のうち、原産地の農民が受け取るのはわずか1~3%でしかないことを※。

   ※映画『おいしいコーヒーの真実』のホームページより

 『フェアトレード」(公正な貿易)に取り組もうとする良心がどれほど真実なものであるかがよくわかります。でも、私たちは、そんなことは見聞きもせぬふりをしてコーヒーを飲んでいる…。
 こんな話も出されました。世界の穀物の8割を、2割の人口が消費していると。質疑の中で、ある小学生から「給食の残飯をなくしたい」という発言がありましたが、そう思いたくなりますよね。
 考えることの多い集会でした。

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