バラは、華やかで、美しい花です。バレンタインデー、卒入学式、誕生日、クリスマスと、バラの花がしばしばまるで主役のように場を飾ります。
そのバラ、以前はほとんどが国内産でした。ところが、ここ数年、輸入が急増、2006年の輸入量は2002年の2倍を越えました。そして、韓国についで輸入量が多いのが、実はインドなのです。
インドのバラ栽培はまた、児童労働によって支えられている典型的な産業の一つです。
「 IT 巨大都市から30キロ離れたアネカール地区やマルール地区に行くと、白いテントで囲まれたバラ菜園を多く見つけることができる。インド政府の認可を受けた民営会社がおよそ 3エーカーの広さにバラを育てている。そこにはおよそ 50人の子ども(10 ~14歳)が素手でバラを朝 7時から摘み、出荷作業に追われている。…彼らへ支払われる日当はおよそ20ルピー( 50円)であり、それはおとな 50 人を雇うのにかかる費用の5分の1に当たる。…一方で、バンガロールの街中に行くと、バラを売る小さな子どもたちがおり、彼らは街中で一番に賑わう MGロードで夕方から夜の人通りがほとんどなくなる 11時ごろまで売り歩いている。」
(ボーンフリーアートスクールとともに活動する中山実生さんのブログより)
バラを摘むインドの子どもたちは、私たちのすぐ隣にいます。
核、平和、そして子どもたちの尊厳 ~インド「児童労働」の現場から
5月8日(木)18:15より 区立勤労福祉会館
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