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池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

コンビニと自販機

 2008年から2012年のあいだに、CO2などの温暖化ガスの排出量を1990年比で6%削減するという目標を掲げた京都議定書が発効してから10年になります。練馬区でいうと、1990年のCO2排出量は約167万トン。これに対して2002年度では約210万トンと26%も延びています。議定書の目標を実現することは、絶望的とさえ感じられる数字です。それでも、地球温暖化がさらに進行し、その深刻な影響を実感するたびに、何とかしなければという思いが募るのも事実です。練馬区は、「地球温暖化対策地域推進計画」の策定にとりかかっていますが、議会の関心も広がっているようです。
 温暖化に関して、いろいろと理事者に話を聞いたり資料を提供してもらっています。そのなかでこんな数字を見つけました。
●練馬区内のコンビニエンスストア1店におけるCO2排出量 約120t/年
●自動販売機1台あたりのCO2排出量 約660㎏/年

 コンビニは、区内に200件あると見られていますから、コンビニ全体では2.4万t/年になります。自販機の設置台数は全国で約550万台、飲料用に限れば260万台程度と言われます。これを単純に人口比で割り返せば、区内には1万5千台程度の飲料用自販機があり、CO2排出量は総計で約1万tにもなります。
 家庭から出るCO2は、1世帯あたりで約2t/年です。コンビニと自販機だけで1万7千世帯分のCO2を排出していることになります。24時間365日、明々と電気のついた店、真夏の日差しや真冬の寒気の中でうなり続ける自販機…そんな生活スタイルを見直したくなる数字です。

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