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池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

アレルギー

 「アレルギー性疾患に関する3歳児全都調査」の結果が、都のホームページで公表されています。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kanho/allergy/data/3saichousa16.html
 
 その内容は、一つの衝撃です。たとえば

●アレルギー性疾患の罹患状況は、3歳までに何らかのアレルギー症状があった者は51.5%。前回調査より約10ポイント増加
●食物アレルギー、アレルギー性鼻炎(花粉症含む)症状のあった者が大幅増加。食物アレルギー(前回9.4%→15.6%)、アレルギー性鼻炎(同7.5%→14.6%)

 3歳までの乳幼児の2人に1人以上が何らかのアレルギー症状を抱えている!アレルギーで苦しんでいない子の方が、文字通りの少数派なのです。
 アレルギーは、決して「花粉」や「ディーゼル」だけが生み出したものとは思えません。食生活から、様々な物質による複合的な環境汚染から、生活習慣の変化から、本当に多様な因子が複合して起こっているのでしょう。ただ、いずれにしても、はっきりしていること、それはこの「アレルギー」が典型的な「社会原性」の疾患だということです。
 私たちの体が、そして避けがたいことですが心までもが深く、広く病んでいることを、誰もがどこかで感じています。餓死でも、戦死でも、事故死でもないけれど、確実に命をすり減らされていることに、もっともっと敏感でなければ。そう思います。
 

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