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池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

そんなバカな…

 昨日、都庁に届けを出しに行ったついでに、ちょうど開会中だった都議会の予算委員会を傍聴してみました。中身…もいろいろ感じたけれど、それより何より、ぎょっとしたこと。それは、傍聴席から近いところに座っている議員が、スパスパと煙草を吸いだしたことです。驚いた、しかも二人。休憩時間ではなく、ちゃんと質疑が行われている最中。喫煙席や喫煙コーナーではなく、れっきとした委員会室の議場の中。恰幅もよく、見るからにベテラン議員と思しき二人でしたが、しかしねぇ、いくらなんでもこれはない、と頭に来て帰ってきました。健康増進法だ、都が出している「受動喫煙防止ガイドライン」だと、あらためて道理を立てることがむなしいくらいの非常識です。
 腹を立てて帰ってくるだけではしゃくなので、今日、都議会に電話しました。「本会議は規則で禁煙となっているのですが…委員会はそれぞれの申し合わせということで…禁煙にしている委員会もあるのですが、予算は…」。ま、議員の自覚以外の何物でもないことは明らかだし、事務局をせめても仕方ない。それでは、と受動喫煙防止を所管する「健康推進課」に電話。「立派なガイドラインを作って民間に対策を求めているのに、足元の都議会がこれでは困るでしょう?ガイドライン違反じゃないの?」。振られた職員、苦しそうに「お気持ちはよくわかりますが…」。
 都議会の予算委員会が開催されていた部屋は、さすがに立派でした。ちゃんと質問席・答弁席があり、持ち時間の表示も、区議会のように持ち運び式のちょっと旧式のタイマーではなく、壁にすえつけられた見事な電光時計。でもねぇ…

 漂ってくる青紫の煙が、都議会の空気、というものを象徴するようで、なんだかとても不快で情けない気持ちになりました。

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