昨日の日曜日、昼少し前に、北町に住む古い友人から電話がありました。
「聞こえる?パンパンいう音」
受話器を通して、聞こえてきます。銃声です。
「これは機関銃。大砲もあるんだから。すごい音」
友人は、北町の自衛隊駐屯地のすぐ近くに住んでいます。日曜日だというのに、演習をしているらしい。「空砲」とのことですが、しかし、銃声と隣り合わせの生活とは…。
駐屯地で演習をやっていることはもちろん、知っていました。春の駐屯地祭のときなどは、「模擬戦」と銘打った訓練を住民に披露しているのを見たこともあります。しかし、受話器を通して聞いた銃声は、なんだか異様に生々しく、ショッキングでした。音だけを通して伝わってくる受話器の向こうが、たとえばイラクであると、あるいはパレスチナであると、そう言われても驚かない。大げさではなく、どこかで戦場につながっている空気が、そこにはあるのです。
「なんで日曜日にやるのか。まるで私たちを威圧しているみたい」
ほんとうにそうかもしれません。疑問と怒りが、ふつふつと湧いてきました。
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