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「医師70人」を検証する ~光が丘病院はどうなるのか(その2)~

 練馬区と地域医療振興協会が事実上、公にした「医師70人」の内容を見る前に、これまでの日大光が丘病院はどうであったかを改めて整理しておきたいと思います。この間、区を通して取り寄せた資料、直接、日大に確認した数字を総合すると、光が丘病院に配置している職員の数はこうなっています。

医師 有給定員(助教以上) 51人、専修医 43人、研究医員 8人、研修医 19人。以上、常勤計121人、このほか週1~2日の非常勤医師が48人

 この医師の数は2011年11月28日現在の数字として聞いているものです。このほかのコメディカル・スタッフについては、練馬区から提供を受けた資料として、以下の数字があります(2011年10月19日現在)

看護師272人、准看護師6人、助産師24人、薬剤師15人、診療放射線技師20人、臨床検査技師23人、作業療法士5人、臨床工学技士6人、視能訓練士2人、栄養士4人…

 この数字はすべて常勤の職員数です。
 121人の常勤医師の診療科ごとの配置についても、確認をしてみました。それによると、内科26人、小児科16人、産科6人、外科9人(心臓外科、脳外科を除く)、整形外科9人などとなっているようです。区議会では、9月ごろの区の答弁の中で小児科と産科についてのみ医師数が紹介されており、小児科15人産科5人となっていましたが、直近の数字は上の通りということになります。
 医師の数が医療の質や水準のすべてを決めるわけでは当然ありませんが、しかし、決定的な要素の一つであることは明らかです。前回の記事で紹介した「開院までに80人、やがては100人」という区の“公約”とあわせ、日大のこの数字も念頭に、協会の医師配置について見ていくことにします。

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