役所というのは、なかなか「反省」ということができないところなのだろうか…
練馬清掃工場で、法が求める維持管理基準を守れない事態が頻発していたことについて、管理者である23区清掃一部事務組合がホームページ上ではじめてその見解をおおやけにしました。
一読して、強い違和感と不快感を覚える文書です。書いてあることは、環境への影響はない、正常運転に復したという、ただそれだけ。本当に影響はなかったのか、本当に正常に復したのか、これだっていくらでも異論はありますが、しかし、何より不思議なのは、法令の基準を逸脱したことへの反省の言葉も、謝罪の気持ちも、二度と繰り返さないという強い責任感と決意も、この文書のどこにもないということです。
維持管理規準に「違反」した場合の罰則の適用についてあれこれと反論しているところを見ると、違反があった事実は否定していないのでしょう。それでも、違反してごめんなさい、二度と違反しないようにします、という気持ちはまったく伝わってきません。
役所というのは、こうしたものなのでしょうか。いや、役所がみな、そうだということではないのでしょう。一部事務組合の体質が、ここに象徴的に現れたのかもしれません。
私は、責任の所在を明確にする誠意と再発防止への強い決意と責任感こそが、今、一組には求められていると考えます。残念な、そして、苛立ちすら覚える、“はじめの一言”でした。
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