都知事選

　都知事選の結果は、浅野史郎さんが110万票以上の大差で敗れるというとても残念な結果に終わりました。反石原・非石原の票を全部足せばほぼ拮抗する、石原支持は全都民の4人に1人だけ…などと自分を慰めるようなことを言っても仕方ありません。石原都政への批判や疑問は確実に広がっていたはずですが、それがしっかりとした形にならなかったのはなぜか、選挙のやり方だけでなく、東京という巨大都市で市民の声や力を一つにしていくことの難しさも感じています。

　でも、浅野さんには感謝したい。この選挙、石原都政の8年間を見、聞き、憤り、嘆いてきたものにとって、どうしてもたたかわずにはおれない選挙でした。もし浅野さんが立候補してくれなかったら、私たちが負ったであろう痛手は敗北の何倍、何十倍にもなっただろうと思います。
　私は、地域から政治を変える力を育てたいという姿勢に徹して、もう20年近く活動を続けてきました。統一地方選の後半戦をとおして、都政・国政の転換につながる力がしっかりと育つことを信じます。