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無効票

 選挙の結果について、あれこれ考えています。今回の選挙は何だったんだろう。自分の選挙は、どうだったんだろう。この結果を、どう受け止めればよいのだろう…後ろを振り返るなかれ、前に進むのみ、というのもまた一つの行き方ではありますが、もうしばらくは振り返らざるを得ないでしょう。
 選挙の際に「区長選、白紙にしたよ」という方が何人かいました。それ以来、妙に気になっていたので、「無効票」について調べてみました。グラフは過去5回の選挙での無効票の推移を示したものです。
 今回の区長選挙で、無効票は1万票を超えています。11,081票です。投票総数のなんと4.35%にもなります。驚きです。区議選の無効票が6,491票ですから、それに比べても異様な多さです。過去5回の選挙で見ても、絶対数、区議選との比較いずれにおいても今回の無効票の多さは際立っています。
 なぜでしょうか。偶然でしょうか。そうではないと思います。ここには、今回の選挙に対する有権者の一つの――明示的でも積極的でもないけれど、一つの意志表示があると感じられてなりません。誰に入れてよいかわからない、どう違うかわからない…。この選挙、特に区長選は、区民に対して適切で有効な選択肢を示すことができなかったのではないか。区長選が、というのは語弊があるかもしれませんね。区政の転換を求める側が、と言うべきでしょうか。いずれにしても、私や市民の声ねりまとしても主体的に受け止めなければならないメッセージです。

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