新しい年

　年が明け、「派遣村」の皆さんが練馬に来ることを知って以来、「何ができるか」は「何かをしよう」に変わり、あっという間に、あわただしく濃密な1週間が過ぎました。まだ13日なのに…でも、よい経験でした。何より、これだけ多くの人たちが、他人の暮らしと命をわがこととして感じ、考えていることを確かめられたのですから。11日の支援活動に参加して下さったボランティアは優に50人を超え、寄せられるカンパは後を絶ちません。

　それでも、「派遣村」が一つの節目を迎え、改めて真っ直ぐに区政と区議会に向かい合う日常に帰ります。市民の声ねりまには、住宅建設に携わる仕事をしている人が何人かいます。「5・10日ごとに、どこが危ない、どこが倒れたという話ばかり」。派遣村の昨日の団結集会でも、派遣切り、雇い止めの大きな波が来るのは年度末だという話も出ていました。私たちは、危機の入り口にいるだけかもしれません。
　もう1ヶ月後には予算議会です。新しい年度に向けて、区政という器に何を盛り込むのか、盛り込ませるのか…真剣に格闘しなければ。