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12,015回 ~区議11年、何を語ってきたか~

 区長選に出るために、11年続けてきた区議会議員をやめることになりましたが、あらためて必死に取り組んだ議員活動であったと思います。
 区議会のホームページで、会議録を検索することができます。試しに、「発言者検索」を使って私の発言の記録を拾ってみると、12,015回の発言が出てきます。1年間で1,100回近く。たぶん、いちばん発言回数の多い議員てあったでしょう。
 発言回数だけで、議員の仕事の良しあしが決まるわけではありません。それでも、議員としての職責を果たすために、私は必死でした。無駄をそぎ落とし、効果的な質疑を組むにはどうしたらよいか。有能で、時にずるい理事者に負けないために、どんな材料を持っておくべきか。通常の委員会では前日に案件を知ることができるだけ。どんな内容の報告があるのか、どんな資料が出るのかは当日までわからないという状況の中で、本当に苦しい準備を続けてきました。その結果が、12,015の数字です。よく頑張ったと思います。
 そして、よく頑張れたのは、どの質疑にも、いつもそこに思い浮かぶ顔、声、姿があったからです。政治は抽象的な理念のためにあるのではない。現実的な課題の現実的な解決のためにある。“現場”を知り、“現場”とともになければ、政治は力を失う――それが、11年間、私の変わらぬ信念でした。
 慌ただしく区長選に突入するなかで、落ち着いて区議11年を振り返る時間もありませんでした。しかし、選挙が終わり、とりあえず公の仕事から離れた中で、思いつくままに「区議11年、何を語ってきたか?」を拾ってみようと思います。来し方を振り返り、行く末を見極めるためにも。どうぞお付き合い下さい。

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