小室等&李政美 平和のためのライブ2018が、満員の盛況のもと、終わりました。小室さん、李さん、そしてピアノの竹田裕美子さんが作り出す柔らかで奥行きのある空気を、楽しんでもらえたと思います。
小室さんは、ここのところ『獄友』支援などの社会的な活動に加え、節目となると思われる新しいCD『プロテストソング2』を昨年、リリース。今年に入って、谷川俊太郎さんとの対談も織り交ぜて本にもなりました。小室さんと最初にお目にかかったのは、もう20年以上前、区内のある駅でのこと。それ以来、ずっと温かく励ましてくださっています。こむろゆいさんとおしゃべりしていたら、等さんは「若いころからおじいさん、老けなくていいわね」と言われていたとのこと。なるほど! とにかくかわることなく精力的で、柔らかい。魅力的です。
李政美さんは、しっかり歌を聞いたのは私自身は2回目ですが、本当に質感豊かな、また懐の深い歌を聞かせてくれます。「在日」二世として背負うものを引き受け、そしてそこから広く広がるメッセージを音楽にのせています。ちょうど出たばかりのCD『おとと ことばと こころで』も、とてもよいです。
ライブのサブテーマは「心とかす歌を、岩をくだく音を。日本海( 東海) を平和の海に」。小室さんと政美さんの信頼感あふれる掛け合いは、まさに「心とかす歌、岩をくだく言葉」です。米朝の首脳会談を転機として朝鮮半島をめぐる情勢は劇的に展開しつつあるかですが、しかし、一人一人の豊かな交流と信頼が育っていかなければ、本当の平和はありません。大切な時間を作ることができました。小室さん、李さん、竹田さん、ゆいさん、そしてご来場くださった皆さん、皆さんありがとうございました。
コメント
私は池尻さんと高校が一緒の者ですが、小室さんのライブ情報を探していて、このページにたどりつきました。練馬区議として市民の側に立ち、ご活躍されていることに敬意を表します。小室さんが最近は福岡の方に来られないのが残念です。いつか東京のコンサートに行ってみたいと思います。厳しい時代ですが、池尻区議のご奮闘を遠くから祈ってます。