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本当は、いったい何人!? ~保育所「待機児童」~

5月の区議会所管委員会で、今年2018年4月1日時点の待機児童の数字が公表されました。結論だけ言えば、待機児童は79人。前年度比では31人の増加となりました。まずはこの資料をそのまま転載します。

同じ形の表を、区は毎年、公表してきました。しかし、公表のたびに、表は複雑になり、様々に変化しています。とにかく、この表だけ見ても、何をどう読めばよいのかよほど通じた人でないとわからないでしょう。ただひとつはっきりしていることは、「保育所等へ入れなかった人」が978人いたのに、待機児童の数は79人になっているということ。う~ん…なぜこうなのか?

毎年のように繰り返される「待機児童」問題。議論は錯綜し、対策は複雑化し、そして実相はいよいよ見えにくくなっています。もつれ絡まった糸をほぐしていくための大前提は、待機児童の「数」を改めてきちんと整理し確定することです。とにかく、数の定義自体が何度も変わってきているために、数の意味も、その変化の意義も、私たちは的確に把握することが出来なくなっているのです。議員になって15年。それ以前から、毎年の待機児童に関する議会資料を集めてきました。そうした資料を振り返りながら、「数」に焦点を当てて、待機児童問題を検証してみようと思います。(続く)

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