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二つの「人工地盤案」 ~大泉第二中はどうなるのか(その3)~

区が、区議会環境まちづくり委員会で示した「人工地盤案」は二つあります。いずれも、基本的なコンセプトとしては「中学校を現在の位置に残したまま道路の計画高及び構造等を工夫することで一体的な学校運営が可能な構造とする」というものです。道路が平面を走ることは基本としつつつも、道路の上に蓋(ふた)をし、それを人工地盤として学校敷地の一部とすることによって、道路による校庭の分断を回避しようという計画です。

まずは人工地盤案1

 この案では、「人工地盤」は、基本的には道路の上に限って設置されます。人工地盤の高さは、校庭の北側で5m、校舎から校庭に移るためには、2階から人工地盤上に出て階段を上がり降りすることになります。
もうひとつは、人工地盤案2

こちらは、135号の道路上だけでなく、校庭全体をかさ上げし人工地盤とするものです。こちらの案では、人工地盤による周辺の宅地への影響を少なくするためとして、校庭敷地の周囲に公開空地を設けることになっています。

区は、この二つの案を「たたき台」として、今年度中に135号線の整備計画を取りまとめるとしています。もっとも、委員会に出された資料はごく簡単なもので、計画の詳細はほとんど書かれていません。「人工地盤案」取りまとめの前提となった調査報告の内容も踏まえながら、もう少し詳しく二つの案を見てみることにします。(続く)

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