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これが大二中の先例に!? ~大崎高校を見てきました~

大泉第二中学の校庭を分断する道路計画、補助135,232号線について、区が大きな方針変更に踏み出したことを先日、紹介しました。

大二中の道路問題、転機に

区としては、あくまで道路事業は進める。特に、135号線の整備は「最優先」で進める。ただ、学校の教育環境も守る。この二つを両立させるために、「道路の地盤を下げることや学校敷地と校庭が一体となるような構造の工夫」をあらためて検討する――こんな話です。この「構造の工夫」の実例として挙げられた都立大崎高校を見に行きました。
第二京浜の戸越三丁目交差点を左折すると、補助26号線に入ります。通称「環6.5」とも言われる道路だそうで、都内各所で整備工事が進んでおり、なかなか重要度の高い都道のようですが、左折して間もなく、行き止まりになります。その行き止まりの正面にあるのが大崎高校です。写真ではこんな感じです。
 行き止まり地点にさらに近づくと、実は一段高いところに高校の校庭が作られ、その校庭の下をくぐる形で道路のトンネルが出来上がっているのがわかります。この校庭の構造が、これまた大がかり。校庭の地盤面で私の背丈の3倍、5m近くはありそうです。(写真2枚目)
 正門に立っての写真が3枚目です。右が校舎、左が校庭になります。補助26号線は、こうして大崎高校の校庭の下をくぐり、そこからさらに東急大井町線、そして新幹線の地下深くをくぐるという計画になっているそうです。いやいや、本当に大がかりな、これぞ公共工事という感じの道路事業です。
それにしても、この大崎高校の校庭整備のイメージ、確かに校庭と校舎は「一体」になっているし、道路は直接は校庭を削ることなく作られてはいますが、こんなものを大泉の緑豊かで閑静な住宅地の中、大泉第二中にどうやって引き写そうというのでしょう。ちょっと理解を超えていますね。実感です。

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