年も押し詰まって、23,24日と大分に出張しました。今年はこれで3度目の九州。今回は、医療制度「改革」についての研究会出席が目的です。会場は、湯布院町のとあるホテル。
由布院の町、そして間近の由布岳は、雪景色でした。さしづめ「ホワイト・クリスマス」と盛り上がる向きもありそうですが、趣きはずいぶん違い、はるかに墨絵に似た風情。バスセンターの受付の方には、帰りの高速バスに乗りそこなったおっちょこちょいをわざわざ次のバス停まで自家用車で送ってもらったりもして、あわただしい中にもどこかほっとする旅でした。
肝心の研究会のほうは、とめどなく崩れていく社会保障の行く末に対する不安と危機感がいっぱいの、少々重いものでした。東京に帰ってきて、終電前のカップルでいっぱいの山手線に乗って、何度も何度もケーキの売り子さんの声を聞かされ、どこか浮かれた明るさの影で、沈み込む世界と暮らしが見え隠れする年の瀬です。
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