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表現すること

 昨夜、新宿の厚生年金ホールで『肝高の阿麻和利』の舞台を見ました。沖縄県うるま市の中高生が集団で演じる「組踊り」で、「1999年に、当時の勝連町教育委員会が、子ども達の感動体験と居場所づくり、ふるさと再発見・子どもと大人が参画する地域おこしを目的に企画したもの」(公式ホームページより)だそうです。
肝高の阿麻和利オフィシャルサイト

 話は16世紀、琉球統一の大きなうねりを生きたひとりの城主の姿を捉えなおそうというもので、あえていえばある種の君主伝説、愛国伝説に類するもののように感じられましたが、何より見るものを揺さぶるのは演ずる中高生たちの見事なエネルギーと共同作業がうみだす力、そして何より身体や声を尽くして「表現」することの持つ魅力です。私だけでなく多くの人たちが、子どもたちも含めて「表現」することの多様さや可能性を知らずにいるんだなぁとあらためて実感しました。機会があれば、皆さんもぜひ。

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