19日の「10周年のつどい」で、小室等さん・ゆいさんがステージに上がってくれました。その場で披露してくれた歌の中でも、特に聴くものに強い印象を与えたのがこの曲、『明日も公園へ行こう』です。
福井県坂井市丸岡町の公益財団法人・丸岡文化財団が毎年、「一筆啓上賞 日本一短い手紙」を募集・表彰しています。その2011年、つまり3.11の年のテーマは「明日」だったのですが、そのとき入賞した5選の一つが<「娘」へ>という一文でした。寄せたのは谷川弓子さんという方。
「娘」へ
明日も公園へ行こう。
明日で世界が終わるとしても
一緒に公園へ行って遊ぼう。
この40字ほどの文章を元に、中山千夏さんが歌詞を補作し、小室等さんが作曲したのがこの曲、『明日も公園へ行こう』です。19日のステージをYoutubeにあげましたので、ぜひ聞いてみてください。
小室等さんは、母の切なる覚悟が伝わる素晴らしい一文で、どうしても曲をつけたかったと、この歌を紹介してくれました。本当にそうだ、と思える歌です。音はあまり良くありませんが、等さんの力強い、そしてゆいさんの柔らかな声が歌いあげる思いは、胸に迫ってきます。今の時代に立ち向かう、素敵な歌です。
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