たくさんの区民が使う施設がある。運営に当たる法人が代わった。新しい法人の職員は、全部で11人。ところが、その11人が、一人残らず「新規採用」…
もしこんなことが起こったら、やっぱり心配になりませんか?
勤労福祉会館の管理にあたる「指定管理者」を代えるという議案が、今日の区民生活委員会で可決されました。これまで3年間、管理してきた法人も手を挙げていたのですが、区は、新しい法人を選びました。NPO法人「障害者福祉推進機構」という団体ですが、この団体の人員配置計画を見て、私は驚きました(たしか昨日も驚きましたが…)。配置される職員全員が新規採用となっているのです。
こんな体制で、区の施設を任せていいのかなぁ。よく区は、選んだなぁ。この3年間、決して評判は悪くなかったのに、なんで代えなきゃならないのかなぁ…
法人が代われば、それまでの経験やノウハウの積み重ねも飛んでしまいます。少なくない人たちが、しかも突然に、雇用と生活の不安に直面します。「指定管理者」を代えるというのは、大変なことです。よほどの根拠と、誰が見ても納得できる正当性が必要です。その根拠と正当性が、どう見ても見つからないのです。
指定管理をめぐっては、ほかにも「混迷」「ずさん」としか言いようのない話がありました。区は、どうかしている。どこか歪んでいる。直観です。
議案には、反対しました。区政に責任を負おうとするなら、とても賛成できません。
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