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池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

干潟が死んでいく…

 沖縄・泡瀬干潟の埋め立てが始まってしまいました。テレビでその様子を報じていましたが、ダンプから降ろされ、美しく澄んだ海辺の青を塗りつぶすように広がっていく浚渫土の黒ずんだ固まりは、あの有明海干拓事業の「ギロチン」に負けないくらい、胸を突きます。
 それにしても、つい先日、那覇地裁でこの埋め立て事業は公共性がないと断じられたはずなのに、なぜこんなことになるのでしょう? 県や市が控訴したから? そんな理屈が通るのでしょうか…。
 この埋め立て事業にも、沖縄が背負った重いくびきが影を落としているに違いありません。だからこそ、泡瀬干潟をどう守り、どう残し、どう活かしていくのか、国が、政治が、責任を負い、そして決断すべきです。国会は何をしているのか。国会議員の誰かが、議事堂の中で声を上げてくれているのでしょうか。苛立ちと、政治の端っこに身を置くものとしての自責の思いを抑えられません。

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