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池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

今日も、練馬「派遣村」から

 練馬に「派遣村」の皆さんが移ってくることを知って、急きょ、かとうぎ議員との連名で呼びかけて<練馬「派遣村」を励ます会>をつくりました。その<励ます会>が、今日から、個々の聞き取り・相談活動を開始しました。社会福祉士の皆さんを中心に、地域や職場でさまざまな相談に乗っている方たち約20人がボランティアとして参加、4時間で40人の方とお話をしました。検証や総括はこれからですが、しかし、ボランティア・スタッフの報告を聞く限り、意義ある、よい取り組みとなったようです。
 明日は、練馬「派遣村」の最終日。わずか1週間とはいえ、練馬の住民として過ごした皆さんも、あさってにはそれぞれ次の場所に移り、石神井学園の「派遣村」も閉じられることになります。明日11日は、そんな皆さんをぜひ励ましたいと、いくつかの支援企画を組みました。ひとつは、手作りお汁粉の提供。現場では火を使うことが認められず、コンセントも貸してもらえず、結局、私の事務所でお餅も入れて仕上げ、それを車で運んでいくという大変な作業になりますが、配食ボランティアを長年やってきた方などが名乗りをあげてくださり、準備は着々と進んでいます。お弁当と味噌汁で1週間を過ごしてきた皆さんに、手作りの甘味はきっと喜んでもらえるはずです。
 ふたつめは、衣類の提供。区内の共同作業所の皆さんの力を借りて、たくさんの方から衣類の供出を受け、さらには現金カンパ頂いたもので買い揃えた下着などをお分けする予定です。
 三つ目は、散髪サービス。日曜日ということで床屋さんは“書き入れ時”。よほど実施を諦めようと思ったのですが、親しくしている練馬の理容師さんが「やります!」と思いを決めてくださり、さらには今日になって理容師・美容師それぞれお一人ずつが協力を申し出てくださり、立派な床屋さん、≪バーバー派遣村≫の開設にこぎつけられそうです。

 生活保護を受けた方はやっといくらかの現金を手にしたとはいえ、なかなか衣類を買い揃えたり、髪を切り整えるところまでは回りません。これから職も住まいもない暮らしが当分続くかも知れず、明るい気持ちで練馬を後にするというわけにはとてもいかないところでしょうが、少しでも暖かい気持ちになり、そして孤立していないことを知ってもらえればと願っています。

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