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とことん討論会

 先週の金・土と、葛飾で「23区とことん討論会」が開催されました。ごみとリサイクルに焦点をあてて、幅広い市民と行政と事業者がテーブルをひとつにして討論するという貴重な場で、もう13回目を数えます。
 今回、私は、第1分科会「清掃工場は減らせる?」の“アドバイザー”として呼んで頂きました。練馬工場の建て替えを巡ってあれやこれや発言してきたからということのようですが、ちょっと過分な役回り、それでも「工場を減らせるかどうか!」という問いをまっすぐに投げかける議論がこうして公にできることはすばらしいことと、引き受けさせてもらいました。
 一緒に討論の場についたのは、一組の企画室長、中野区の清掃リサイクル担当参事、環境省の技官。なかなかこうしたメンツはそろわない。時間も4時間とたっぷりあり、それなりに意味のある討論ができたように思います。なにより、清掃工場建替え計画の前提となるごみ量推計が実態と乖離し、見直しの必要性に迫られていることが確認されたのは、大きなことでした。 
 計画年度が始まって、もう3年目。もともと5年後の見直しは決まっているのですが、それを待たず、早急に見直し作業を正式に始めるべきです。年間のごみ量で20万トン近くも計画値を下回っている現状、各区の資源化の取り組みが出揃い、一組の推計とは大きく異なるごみ減量目標がまとまった状況などを見れば、ごみ量推計のやり直しとそれに基づく廃棄物処理計画の見直しは猶予なりません。
 一組のスタンスは、いろいろあってもやっぱり現行の施設規模は必要ということのようでした。工場を減らせるのか、減らせないのか、見直しの中でどういう結論になるかはわかりません。しかし、議論も検証もなく、このまま工場が建て替えられていくことだけは、どうしても避けなければと思います。そして、適切な推計と、減量に取り組む各区・各区民の意欲と意志があれば、工場削減は十分に可能だ--私は、そう信じています。

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