えんとつ

　清掃工場といえば「えんとつ(煙突)」。
　光が丘と杉並の清掃工場で、煙突の改修工事が行われます。実は、煙突はステンレスの筒になっていて、その筒が煙に含まれる酸で腐食しないようにさらに内側に筒がはめ込まれています。その筒にアスベストが使われていることが分かり、この筒の内側にさらにステンレスの筒を入れるというのが工事の内容。う～む、わかったようなわからないような…。
　いずれにしても、アスベストの飛散を防ぐという目的なら、必要な工事だと思いますが、問題は経費。二つの工場あわせれば、なんと11億円もかかるというのです。11億！ため息が出ます。
　最近、駅での宣伝などで「清掃工場は建てるのに300億、維持するのに年20億」なんて言っているのですが、こうやって突発の工事が入れば、さらに経費は億の単位で跳ね上がります。ステンレスを腐食させるような酸が日常的に排ガスに含まれているというのもなんだか不気味な話ですが、しかし、清掃工場というのは本当に金を食う施設なんだ…。あらためて感じます。