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池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

「歌」の力

10月20日に、「愛・街・平和 シャンソンの夕べ」を主催しました。歌は水樹ユキさん、ピアノは藤原和矢さん。ゆめりあホールが文字通り“立錐の余地のない”ほどで、すてきなコンサートになりました。
よい歌には、生活が、生活する人々が、人々のたたかいが深く、熱く刻み込まれている。よい歌を通して、人は、時代や場所を越えて、共感を通わせ、空気を共有することができる。歌によって、私たちは、自分の生きる世界と自分の時代の空気をつかみ直し、見つめ返すことができる。そんなことを、ずっと思ってきました。そして、今回のコンサートで、そのことを強く、確信し直しました。世界中で、さまざまな時代に、歌われ、叫ばれ、ささやかれた歌。戦争を憎み、愛する人をいとおしみ、生まれ育った故郷をしのぶ歌が、まるでわがこと、わが時代のように響き、訴え、共鳴してきます。
 ダムの底に沈むふるさとを歌った「水の底に沈んだまち」
  子どもたちへの深いやさしさにあふれた「子どもを抱いて」
   19世紀後半、パリコミューンの記憶とともに歌い継がれた「さくらんぼの実る頃」
    痛切な非戦・反戦の歌「リリー・マルレーン」と「脱走兵」
     北アイルランドの“血の日曜日事件”をきっかけに生まれた「私の愛した街」…
録音を、また、聞き直しています…。最後は、皆で歌った「ケサラ」

抑え切れない怒り/こらえきれない悲しみ
そんなことの繰り返しだけど/決して負けはしないさ
僕たちの人生は/平和と自由もとめて/生きていけばいいのさ

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