Access
池尻成二事務所 〒178-0063 練馬区東大泉5-6-9 03-5933-0108 ikesan.office@gmail.com

ほんとうに、このまま燃やしていいのか?

 練馬区がプラスチックごみの焼却に向けて、具体的な準備を始めようとしています。
 プラスチックごみは、今は「不燃ごみ」。これを「可燃ごみ」として焼却する。再来年度からの全区全面実施に向けて、来年度はモデル事業を行う。今年度早々にその準備のための検討を始める…。もしこのとおりになれば、ごみの処理と収集ルールの大転換です。本格的なプラスチック焼却は、安全面、環境面でどうなのか。プラスチックが「可燃ごみ」として収集されるようになれば、分別の意識、スタイルは消えてしまうのではないか。プラスチックごみの減量や資源化はどうするのか。清掃・リサイクル事業のほんとうに大きな、歴史的な転換です。ほんとうに、このまま燃やしていいの?

 身の回りには、プラスチックがあふれています。今も一部は「可燃ごみ」に混入していますが、その多くはラップやレジ袋といったフィルム製のプラスチックです。これからは、たとえば弁当ガラ、プラスチックのおもちゃ、文房具や家電部品、家庭雑貨まで、全部が燃やされます。ダイオキシン発生と直結すると言われる塩ビ製品だって、たくさんあるはずです。ほんとうに、こんなことをしていいの?

 練馬区は、今はペットボトルしか回収・資源化していません。国の「容器包装リサイクル法」で資源化が求められているプラスチック製品の大半は、そのままごみになっています。このまま資源化への努力を先送りしていいの?

 安易かつ拙速なプラスチックごみの焼却に、異議あり!
 

コメント